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MFTを行なった症例のご紹介 〜混合歯列期①〜
2021/03/30スタッフブログ
当院で治療を受けられた患者様や現在治療中の患者様のMFTを行なった症例を紹介していきます。
まず1回目は低年齢時でMFTを行なった患者さんです。
【case1】初診時8歳0ヶ月 女性 開咬 叢生
前歯部の開咬で奥歯はしっかりと咬んでいるが、前歯部はまったく上下の歯が咬みあっておらず、細い麺類や薄くスライスしたような食べ物は前歯ではかみ切れない状態です。
今までの下のポジションや嚥下の様子を聞いたところ、安静時も舌は下の前歯の裏に接触している状態で、嚥下時は舌を上下の前歯の裏側に押し付けて飲み込んでいたようです。
まだ年齢が小さいのでスポットポジションとポッピングのみ指導を行いました。
上の歯に取り外し式の拡大床装置を使用中です。
開咬は1ヶ月でかなり改善がみられました。家でも真面目にトレーニングに励んでいるようです。
8歳4ヶ月
2ヶ月後さらに前歯の咬合状態の改善がみられました。
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2ヶ月後さらに前歯の咬合状態の改善がみられました。
正しい舌の位置を知り、舌のトレーニングを行うことで早期に前歯の開咬が改善がみられました。
低年齢ながら、トレーニングの内容をよく理解し真面目に取り組んでくれた成果だと思います。
今後も舌癖の再発がみられないか継続して経過観察を行なっていきます。