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リンガルブラケットにて治療を行った著しい叢生をともなう反対咬合症例
- 20代
- 受け口(反対咬合)
- ガタガタの歯並び(叢生)
- 裏からの矯正
重度の叢生の改善と、前歯部反対咬合の改善のための下顎前歯の後方移動を行うために上下顎の小臼歯4本を抜歯し、リンガルブラケットを用いて矯正治療を行いました。4本抜歯を行いましたが治療終了後は咬み合っている面積(本数)は7~8本分増加しました。(咀嚼能率が向上しました。)
矯正前
Before Ⅰ
Before Ⅱ
Before Ⅲ
Before Ⅳ
上顎歯列に著しい叢生(ガタガタ)を認めます。下顎歯列は中程度の叢生を認め、前歯部は反対咬合(受け口)となっています
矯正後
After Ⅰ
After Ⅱ
After Ⅲ
After Ⅳ
上下顎の小臼歯を抜歯し、リンガルブラケット(見えにくい矯正)にて歯列の整直を行い、前歯部の正常な咬み合わせが得られました。また下顎前歯の後方移動を行ったことで下唇の突出感も改善されました。小臼歯抜歯にて矯正治療を行いましたが、結果として咀嚼能力は向上しました。(面積比)
動的処置期間:2年10ヵ月、治療費用:約130万円
矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。
・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。
治療費用
約130万円