エラスティックス
2017/06/27院長ブログ
今日のブログは前回の舌癖トレーニング(MFT)と関連して
(顎間)エラスティックスについてのお話をしていきたいと思います。
ちなみにエラスティックスって何かご存知ですか?
当院に通院している患者さんの中には、すでにご存知の方もいる事と思います。
どのようなものかと言うと、矯正治療に用いるこのような小さな輪っかのゴムのことです。
直径の大きさも何種類かあるんです
噛み合わせを更に良くしていくために、このゴムを患者さん自身が先生の指示通りにブラケットに引っ掛けて使用して頂きます。
矯正治療の2年間ずっと使用する訳ではなく、1ヶ月で良い患者さんもいますし
3~4ヶ月使用する患者さんもいて使用期間は患者さんによって異なります。
ですので、ゴムを使用しなくてもよい患者さんもいます。
ゴムは取り外し可能ですし、装着していても話したりできます。
掛け方は様々で、それによって歯の動きも異なっていきますので、いくつか紹介していきますね。
ゴムの引っ張る力が歯を動かす原動力なので
ゴムは毎回新しいものを使用し(使用することで弾力が劣化します。)
かける場所を間違えないようにしないといけません。
装着の仕方は手で行ったり、
やりにくければこのような動物のホルダーにゴムを引っ掛け、装着をしてもらいます。
患者さん自身で装着してもらうので、
患者さんのやる気が全てなのです!(^O^)/
一日のうちなるべく長時間装着してもらうことが理想ですが
食事•歯磨き•会議•カラオケ•デート♥など
大切な用事がある時は、取り外しが自身でできるため外せます♪
ちなみにゴムの装置目標時間は日中と就寝時など合わせて18時間以上です。
(場合によっては夜だけ、など指示によって時間は異なります。)
取り外しが自身で出来るからといって、外しっぱなしはいけませんよ。(笑)
(顎間)エラスティックスを行えば
このようにしっかり変化はあらわれるんです
しかし前回お話しした舌癖があると
ゴムをいくら頑張って装着しても舌が歯を押しているので、すき間は無くなりません。
そのような患者さんはゴムだけではなく、舌癖トレーニングも併用して行うことで
変化が確実に現れてきます。
しっかりやれば効果は確実に出ます。
わからないだろ~と思っても、サボると全く変化が現れなかったり、閉じたすき間がまた開いてしまうので、すぐにわかります。
エラスティックススタート時と6週間後を比べるとすき間はほぼ閉じています。
舌癖トレーニングとエラスティックスを頑張った結果です。
しかし、その8週間後には良くなるどころかすき間が少し開いてしまいました。
油断して舌癖トレーニングとエラスティックスをサボってしまった結果です。(泣)
舌で歯を押し出す癖があると、すき間は出来てしまうので、よくなっても油断は禁物です。
現在エラスティックスをしている患者さんにおかれまして、
エラスティックスや舌癖トレーニングを真面目にしていないのであれば
今からでも遅くはないので、気持ちを切り替えて真剣に行って下さい♪
日頃の舌癖トレーニングやエラスティックスをどのくらい気合い入れて行うか次第で咬み合わせが変わってきます。
どちらかだけ、がんばってもあまり効果は見られませんから
舌癖トレーニングとエラスティックス両方をしっかり行って
サボらず頑張りましょう♪