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非抜歯にて治療を行った成人の重篤な開咬症例。
- 20代
- 開咬
- ガタガタの歯並び(叢生)
- 表からの矯正
広範囲で重症性の高い開咬症を非抜歯・非外科にて矯正治療を行いました。
矯正前
Before Ⅰ
Before Ⅱ
Before Ⅲ
Before Ⅳ
20歳の女性の患者さんです。
上下顎歯列に軽度の叢生(ガタガタの歯並び)を認め、咬合状態は、全歯28本において奥歯8本のみしか咬み合っていない状態です。著しい咀嚼障害と発音障害を認めます。
精密検査の結果、骨格性の問題は少ないと診断し、非外科にて治療を行うこととしました。
矯正後
After Ⅰ
After Ⅱ
After Ⅲ
After Ⅳ
開咬の原因の1つである舌突出癖の改善のためにMFT(筋機能療法)を行い、
Up & Down エラスティックスを装着し、非外科・非抜歯にて矯正治療を行いました。
患者さんの良好な協力により、正常で機能的な咬み合わせとなりました。咀嚼障害と発音障害は劇的に改善されました。
動的処置期間:1年8ヵ月、治療費用:約90万円
矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。
・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。
治療費用
約90万円