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リンガル矯正(裏からの見えにくい矯正)で治療を行った交叉咬合をともなう叢生症例。

  • 40代
  • ガタガタの歯並び(叢生)
  • 交叉咬合
  • 裏からの矯正

 49歳女性の患者さんです。叢生(ガタガタの歯並び)を主訴に一般歯科からのご紹介で来院されました。上下顎歯列に叢生(ガタガタの歯並び)を認め、右側小臼歯部は交叉咬合(すれ違い咬合)となっています。患者さんの希望によりリンガルブラケット(見えにくい矯正)を用いて、小臼歯便宜抜歯にて矯正治療を行いました。

矯正前

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Before Ⅰ
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Before Ⅱ
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Before Ⅲ
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Before Ⅳ

 上下顎歯列に著しい叢生(ガタガタの歯並び)を認めます。上顎右側第1小臼歯は外側に転移しており交叉咬合となっています。右側上下顎の犬歯は反対咬合となっています。

 Before Ⅳの写真は治療途中の上顎歯列のものです。

矯正後

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After Ⅰ
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After Ⅱ
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After Ⅲ
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After Ⅳ

 精密検査のデータに基づいた診断結果により、上顎左右第1小臼歯2本と下顎左右第1小臼歯2本の合計4本を便宜抜歯して矯正治療を行いました。患者さんの希望によりリンガルブラケット(歯の裏側に装置を取り付けて治療を行う見えにくい矯正)を使用して矯正治療を行いました。
 治療結果として、上下顎の歯列はともに整ったきれいな歯並びとなり、全ての上下顎の歯が正常に咬み合う機能的な状態となりました。

 After Ⅳの写真は治療途中の下顎歯列のものです。

 動的治療期間 : 2年3ヵ月

 治療費用:約130万円

 矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。

・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。

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