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下顎臼歯部に欠損歯を有する前歯部反対咬合症例。
- 50〜60代以上
- 受け口(反対咬合)
- その他
- 表からの矯正
59歳の女性の患者さんです。これまでずっと反対咬合(受け口)の状態で過ごしておられ、(ご自身の反対咬合の)治療は無理だと言われてあきらめていたとのことでした。歯周組織の問題がなければ年齢によらず矯正治療は可能です。
矯正前
Before Ⅰ
Before Ⅱ
Before Ⅲ
Before Ⅳ
前歯部は全て反対咬合(受け口)で、下顎臼歯部に欠損があることから徐々に過蓋咬合になってきたと考えられます。左側下顎臼歯部の欠損部位は対合歯との間に全くクリアランスがないために、紹介の一般歯科では補綴処置(人工的に歯をとりつける処置)ができない状態でした。
矯正後
After Ⅰ
After Ⅱ
After Ⅲ
After Ⅳ
1年5カ月の動的処置の後、適正で機能的な前歯部の咬み合わせを得ることができ、より美しいリップラインとなりました。また左側下顎臼歯部においては咬合高径を確保したことにより、欠損部の補綴処置も実施していただくことができました。
動的処置期間:1年5ヵ月、治療費用:約90万円
矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。
・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。
治療費用
約90万円