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叢生(ガタガタの歯並び)をともなう前歯部反対咬合症例。
- 50〜60代以上
- 受け口(反対咬合)
- ガタガタの歯並び(叢生)
- 表からの矯正
50歳の男性患者さんです。主訴は上下顎歯列前歯部の叢生(ガタガタの歯並び)と前歯部の反対咬合(受け口)でした。小臼歯非抜歯にてきれいな歯並びと正常な咬み合わせを得ることができました。
矯正前
Before Ⅰ
Before Ⅱ
Before Ⅲ
Before Ⅳ
上下顎前歯部に叢生(ガタガタの歯並び)を認め、前歯部はすべて反対咬合となっています。また全顎にわたり歯肉退縮が認められました。
下顎前歯部のIPR(エナメルストリッピング)とエラステックスを使用してのⅢ級メカニクスにて、小臼歯非抜歯にて矯正治療を行いました。
矯正後
After Ⅰ
After Ⅱ
After Ⅲ
After Ⅳ
上下顎ともにきれいな歯並びとなりました。咬み合わせはすべての部位において正常で機能的な状態となりました。
患者さんの良好な協力(エラステックス装着)のおかげで動的治療期間は1年6か月と、予定より早く終了できました。
動的処置期間:1年6ヵ月、治療費用:約90万円
矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。
・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。
治療費用
約90万円